中土佐町  【廃校小学校】矢井賀小  笹場小 
        【廃校中学校】矢井賀 
        【廃校県立高校】須崎高校久礼分校
        【休校小中学校】上ノ加江  小2中2高1合計5校
        【現存小学校】久礼  笹場  上ノ加江  
        【現存中学校】久礼    小2中1計3校

学校統廃合の流れ
1961(昭和36)年 矢井賀中学校を上ノ加江中学校に統合
2008(平成20)年 須崎高校久礼分校廃校
2009(平成21)年 矢井賀小学校を上ノ加江小学校に統合
2014(平成26)年 笹場小学校休校
2018(平成30)年 笹場小学校廃校
2021(令和3)年  上ノ加江中学校休校

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 鰹の町として名高い旧中土佐町は1957(昭和32)年7月1日に久礼町と上ノ加江村が合併して誕生している。当初の合併構想では久礼町は大野見村と、上ノ加江村は窪川町への合併を希望していたようだが両町村とも難航した。最終的に当時の高知県知事勧告により久礼・上ノ加江の合併となったようである。町名は「地図で見ると大体土佐の中央にあるので、難しく考えずにこれにせえ」ということで中土佐町になったという。その後2005(平成17)年1月1日に大野見村と合併し、現行の中土佐町発足となった。旧中土佐町発足当時の人口は1万2千人足らず、平成の合併前には7千人少々となっていたようだ。なお上ノ加江という地名に関して、土佐清水市に下ノ加江がありこれに対する由来ではないかとよく誤解されているが土佐清水市のほうは単に江戸時代に下茅村と呼ばれていたのが訛ったもので両者にまったく関係はない。 
 元々人口が海岸沿いに集中している地理的な問題もあって学校の統合はかなり以前に矢井賀中学校が統合されただけである。これも交通事情の改善によるものであった。笹場小学校の児童数が一時期一桁になるのではないかと心配されたが、町営住宅をすぐそばに建てるという対策で一時的に20名を越えたものの結局休校となった。久礼の町外れに須崎高校久礼分校があったが、2008(平成20)年3月で廃校となった。県立高校の廃校は1999(平成11)年に室戸高校甲浦分校と宿毛高校小筑紫分校(名目上は高知海洋高校への新設統合)が廃校になって以来である。
 
 2008(H20)年3月になって矢井賀小学校PTAより中土佐町側に2009(H21)年3月での上ノ加江小学校統合希望が伝えられた。既に校区児童10名のうち半数の5名が上ノ加江小学校に通学しており、残る5名も2家庭であることや地元からの要望ということですんなりと閉校になった。その後笹場小学校も休校となった。