養老小学校(土佐清水市)  ようろう
  旧清水町立養老小学校として設立、土佐清水市合併後改称され2004(H16)年より休校

 土佐清水市中心部を西進し、加久見川を渡って坂道を登った国道のすぐ脇に養老小学校がある。1878(明治11)年の養老尋常小学校設立に遡る歴史をもっており、主な校区は養老地区と松崎地区であったが児童数の減少に伴って休校となっている。その後土佐清水市の学校再編計画もあって2006(H18)年度をもって廃校となった。

 訪問は2006(平成18)年の9月、地元の方が校舎内にいたので話を伺う。加久見・松崎・養老両地区ともに沿岸漁業で生計を立てる人がほとんどであったが、価格低迷と漁獲高減少などで後継者がなくなったそうである。国道321号線は県内でも屈指の観光道路になるが、このあたりは足摺岬と竜串の間で通過点に過ぎず観光業に従事する人もいないらしい。そもそも養老という地名は加久見地区の老人たちが隠居世代になるとここに移住してきたことからついた地名らしい。
 休校中であるが地元では定期的にバザーを行ったりして施設の活用を考えているそうだ。2005年4月に訪れた際には葦船プロジェクトの宿舎に使用されていた。校舎2階からは雄大な太平洋が臨める素晴らしい環境だが、それだけでは人は生きていけないのだろう。

葦船プロジェクト
このプロジェクトは古代の「海の道」を実証すべく行われているもので、葦船による太平洋横断を最終目的とした壮大な計画である。半年ほど養老小学校に滞在して葦船を完成させ、伊豆諸島神津島に到着した。
  葦船大作戦  http://ashibune.com/