清水小学校横道分校(土佐清水市)  よこみち    へき地級1(1978)
 旧清水町立清水小学校分校として設立、土佐清水市合併後改称され1988(S63)年休校となり2003(H15)年本校統合

 横道地区へは土佐清水市加久見から川沿いに遡る狭い道があるのみであった。最近になってふるさと林道が開通し、大岐から横道経由で下益野へ2車線道路が整備されている。この林道のおかげで土佐清水市西部から中村市/高知市方面へは中心部を通らずに抜けられるようになった。ふるさと林道には2つトンネルがあるが、ちょうどその中間が横道地区になる。林道から南方に見えている集会所が分校跡である。

 訪問は2006(平成18)年の5月、地元の方によると集会所は校舎をそのまま流用しているそうである。分校なので4年生までの授業しか行わず(5年生以降は本校へ通学)、複式学級だったので小さな校舎で間に合ったそうだ。主に交通事情の問題で設置されていたそうで生徒数は10名前後で推移していたという。現在は幼児がいるのみで児童生徒は皆無、地区内の人口も最盛期の1/3程度になったとか。
 土佐清水市というと漁業の町と連想するが、海岸部を一歩分け入ると典型的な中山間部が数多くある。横道も同様で生活の糧は林業と炭焼きが中心であり、産業構造の変化には労働力の供出即ち人口の減少という形でしか対応できなかった。校庭の雑草の中にモニュメントがあり、「卒業記念S56.3.6」という刻印があった。休校の7年前から四半世紀に渡って時の移ろいを静かに見守って来たのだろう。
校庭のモニュメント