大正小学校(津野町=旧東津野村) たいしょう
東津野村立大正小学校として設立後、中央小学校へ統合
1958(S33) | 1963(S38) | 1968(S43) | |
在籍児童数 | 49 | 43 | 28 |
国道197号線布施ヶ坂から数キロ西に走り、力石地区に入る。このあたり交通量も少なく、快適な2車線が続くがその途中に大正小学校跡がある。既に民間への払い下げが終了しており校舎ほか施設は取り壊されていて言われなければわからない。国道脇の一段高くなった場所、標高440mにあたる。
大正小学校跡
訪問したのは2005(平成17)年3月、津野町教育委員会で現在の所有者を教えてもらい立ち入りと写真撮影の許可をいただく。所有者は地元の建設会社で、社長さんは大正小学校の卒業生だった。校舎は取り壊したものの、柱などは自社の倉庫に再利用しているという。「昔の作りやき、太いえい柱やきねえ。燃やすももったいないし、使えば木も喜ぶろうし。」とのこと。ただ、自分の通った学校を自分の手で壊すときはやはりつらかったようだ。 往事は国道が1車線でもう少し下にあり、コンクリートブロックではなく石垣だったそうだ。国道の拡張に伴ってかさ上げと若干の土地提供があったと教えてくれた。国道の拡張は地元の悲願であったが、やはり交通の便がよくなったら人は出て行くというのはここでも同様。
学校の痕跡を探してみると雑草の中に記念碑がぽつんと佇んでいた。