片岡小学校(越知町)  かたおか   へき地級1(1978)
  旧明治村立片岡小学校として設立、合併後に越知町立片岡小学校に改称

 片岡地区は越知町中心部からは国道33号線を松山方面に向かい、宮の前公園を右手に見ながらその先で県道へ右折、右手に堂岡小中学校跡を見ながら仁淀川沿いに走ること10分足らず。高知市方面からは国道194号線を仁淀川沿いに走り、伊野町出来地から県道を走るほうが早い。
 なお、閉校となったのは2001(H13)で現在は休校中である。戦後の教育改革で中学校が発足した時期は明治中学校本校が併設設置されていた。黒石小学校に統合された鎌井田小学校跡へ移転したため、中学校の併設は数年間で終わっている。2015(H27)年3月に廃校となった。

児童生徒数 1953(S28) 1963(S38) 1973(S48) 1983(S58) 1993(H5) 2001(H13)
片岡小学校 142 106 39 24

 沈下橋といえば高知県西部の四万十川が有名だが、実際は高知県内各所にある。ここ片岡にもあり、上の写真はその沈下橋から写したものである。片岡周辺は鮎の好漁場として有名で、釣り具メーカーが全国大会を開催したこともある。片岡集落を北に入ったところに温泉の源泉があり、以前はこれを利用して温泉施設の計画があったそうだ。しかし実現に至らなかったところをみると、湧出量や交通事情などが絡んで頓挫したらしい。
 作者の高校の同級生が片岡小学校脇に住んでいたので高校時代に何度か訪れたことがあり、夜勝手にプールに入って泳いだこともある(正確には犯罪行為だがもう時効だろう)。当時から県道は狭く、もう20年以上も経つのにいっこうに改良が進まないままである。もっとも中山間部における道路改良による2車線化の功績は「更なる過疎化の加速」にすぎないわけで、決していいとは言い難い。写真撮影のついでに見たが、プールは昔のままであった。