鏡第二小学校(鏡村)  かがみだいに   へき地級1(1978)
  1983(昭和58))年に鏡小学校へ統合

  1958(S33) 1963(S38) 1968(S43) 1978(S53)
児童数 79  48 29  10 



 吉原にある鏡第二小学校跡には旧鏡村役場のある川口から北進し鏡川を渡って左折、県道高知伊予三島線を大川村方面へ走ること9kmほどになる。ほとんどが狭い一車線で対向車に注意しながら進むと左手下に学校跡が見える。

 訪問は2005(平成17)年2月、校舎は既にないものの体育館は残っている。写真左の施設は「百日紅」という交流施設である。本来は「さるすべり」だがここでは「ひゃくじっこう」と呼んでいる。以前は予約制で地元の山菜料理を出していたが昨年から常時営業を行い、うどんや天ぷら等の料理を提供し予約なしでも食事ができるようになった。
 旧村境まではここからさらに10キロ近く山道を走ることになる。標高も高く冬季に山越えをする際にはそれなりの対策をして走ったほうがいいルートである。旧鏡村は人口が半減したが、その中でも地理的に奥にあるこの地域や西隣の柿の又などでの減少が著しい。自宅周辺のわずかな田畑で自家消費用の穀物・野菜類を作り、炭焼きと林業で現金収入を得ていたこの地域もその生活サイクルの崩壊後は過疎化が進むばかりである。