山北・香我美第一小学校(香我美町) やまきた・かがみだいいち
旧山北村立山北小学校として設立、西川小学校と統合して香我美第一小学校に改称後1975(S50)年に香我美小に統合
1958S33) | 1963(S38) | 1968(S43) | |
在籍児童数 | 315 | 167 | 132 |
香我美第一小学校は旧山北村立山北小学校と旧西川村立西川小学校が統合されて1956(昭和31)年に誕生している。設置場所は山北小学校となっているが、校舎施設は新築されたと記録に残っている。その後1975(昭和50)年の町内小学校再編に伴い、新設の香我美小学校に統合されている。香我美第一小学校の歴史自体は20年足らずであるが、前身の2校は明治時代からの歴史がある。山北小学校は1875(明治8)年、西川小学校は1874(明治7)年にまで遡る。
訪問は2006(平成18)年7月、既に香我美町は3月の合併で香南市となっている。香南市香我美支所(旧香我美町役場)で場所を確認して現地へ向かう。県道香北赤岡線から少し入ったところに山北保育園(現在休園中)があり、そこが小学校跡地であった。保育園正門前には記念碑が残されている。写真に写っているプールについて香南市教育委員会に確認したところ、香我美第一小学校のプールであることがわかった。廃校後も町民用に開放されていたが、老巧化のために現在は防火水槽として残してあるそうだ。
この地域は山北みかんの産地として有名で学校跡の前も集荷場になっている。人口自体も微減状態だそうであるが、奥の西川地区は過疎化が進んでいる。香我美小学校にて確認したところ、西川地区からの児童は現在13名となっている。香我美町の場合も平野部の人口は横ばい状態だが、山間部は急激な過疎化が進んでいる。道路が改良されて西川地区へは車で10分足らずとなったがやはり人は出ていく一方だそうだ。