徳王子小学校(香我美町)  とくおうじ
  旧徳王子村立徳王子小学校として設立、香我美町立に改称後1975(S50)年に香我美小に統合
 

  1958(S33) 1963(S38) 1968(S43)
児童数 164  112  88 



 徳王子小学校は香我美町誕生前にあった徳王子村村立として設立されている。記録によると1881(明治14)年の尋常小学校設立まで遡り、合併後の1975(昭和50)年に香我美小学校に統合されている。



 訪問は2007(平成19)年12月、学校跡地について旧香我美町役場で聞くと現在はJAの出荷場や町営住宅・町民グラウンドとなっており記念碑があるぐらいと言われた。とりあえず現地に向かう、旧役場から少し南に向かいその後東進した先になる。たしかに学校跡の痕跡は皆無に等しい。町営住宅の一角に記念碑が建っており、道路を挟んだ向かいの町民グラウンドがそういわれると学校跡かなという程度である。
 周辺は農耕地帯であるものの町内にできた工業団地への企業誘致がそこそこ成功したおかげで過疎化はたいしたことはないらしい。少子化の影響はあるので人口は微減といったところだとか。一年半前に行われた合併で香南市となったが、その善悪はまだ体感するほどではないそうだ。旧香我美町自体も分村合併した東川村と西川村以外の地区はそれほど寂れはしなかった。徳王子小学校も統合の一番の原因は老朽化と学校規模の適正指導によるものが大きく、交通事情が改善されていたことからそれほどの抵抗もなかったようである。往事の校舎は今の町営住宅付近にあり、町道を挟んで運動場とプールが設置されていた。プールも学校統合後しばらくは町民プールとして活用されていた模様(現在は老巧化のため閉鎖)。