能津第一小学校(日高村) のうづだいいち へき地級1(1974)
旧能津村立第一小学校として設立、日高村立能津第一小学校に改称後能津小学校に統合
1958(S33) | 1963(S38) | 1968(S43) | |
在籍児童数 | 110 | 115 | 56 |
能津第一小学校跡は伊野町柳瀬で国道194号線を対岸へ渡り左折、佐川町への県道分岐を直進したカーブの上にある。つい10年ほど前までは沈下橋があったのだが今では立派な抜水橋がかかった。小中併設に近い状態で敷地内の下段が能津第一小学校、上段が能津中学校となっている。
能津第一小学校が記録に出てくるのは1888(明治21)年、能津尋常小学校として設立されてからである。能津村と日下村が合併し日高村になった直後の1959(昭和34)年に統合案が出ているがこの時は地元の反対で立ち消えになった。しかし能津地区全体の過疎化が急激に進んだ1975(昭和50)年、旧能津村にあった3小学校(能津第一・能津第二・鴨地)を統合し能津小学校が新設され、その歴史を閉じた。尋常小学校時代からの合計で1,462名の卒業生がいた。なお、新設された能津小学校は1キロほど下流の旧能津村役場横に移転新築された。現在児童数が10人を割っているが、この数年間は新入生がいるので休校の話は出ていないそうである。
現在の能津第一小学校跡
訪問は2004(平成16)年8月、現在は校舎が取り壊されて集会所とゲートボール場になっている。片隅にひっそりと記念碑が建っている。遊具類はまだ健在で、ジャングルジムや滑り台が寂しそうに佇んでいた。