三原小学校東分校(三原村)  ひがし    へき地級2(1978)
三原村立三原小学校東分校として設立、1980(S55)年本校統合

 1958(S33) 1963(S38) 1968(S43) 1973(S48) 1977(S53) 1980(S55)
児童数 82  34 32 27 19 15

 三原小学校東分校跡は三原村役場から4km少々東の県道46号中村宿毛線脇にある。校区は上長谷・狼内・成山の3地区となっていた。

 

 訪問は2012(平成26)年の12月、県道沿いにすぐわかる形で校舎と敷地が残っている。1875(明治8)年に上長谷小学校として設立されている。1889(明治22)年に上長谷村が他の12村と合併して三原村が誕生しているが、分校となった時期は不明である。104年の歴史を1979(昭和55)年で終えている。他の分校と同じように本校三原小学校の老朽化の伴う立て替えと道路事情の改善があって統合されたようである。中学生になると当初は宮ノ川峠を越えて、その後は旧宮ノ川トンネルを歩いて通っていたらしい(現在は新宮ノ川トンネルが貫通しているしこの旧トンネル自体ほとんど存在が知られていない様子)。

 東分校(撮影時期不明)

 上記の写真とほぼ同位置で撮影
(木々が生長して地形が変わったように思える)

 地区内は典型的な低山地農業で米作と林業・炭焼きを主体に生活していた。その後1994(H6)年に電子部品の製造工場の誘致に成功したが、2015(H27)年3月での閉鎖が最近発表された。