岡ノ内小学校桑ノ川分校(物部村) くわのかわ
旧槇山村立から合併で物部村立に改称後、1968(S43)年に岡ノ内小学校に統合
1958(S33) | 1960(S35) | 1963(S38) | 1968(S43) | |
児童数 | 13 | 23 | 11 | 6 |
物部村の中心地である大栃から国道195号線を徳島県境方面へ10分足らず走ると岡ノ内の集落に着く。桑ノ川はさらに進んだ先で小さな橋を渡って6kmほど入る。
桑ノ川分校跡
訪問は2006(平成18)年11月、大栃からは車で20分少々。学校の歴史は1901(明治34)に開設された家庭教育場まで遡る。当時は現在地よから西南西の尾根筋の日浦という集落にあったがその後1955(昭和30)年に現在の中平に移転改築されている(日浦は1960年代後半に無人)。戦後間もなくの1947(昭和22)年までは河口小学校の分校となっていたが、その後岡ノ内小学校の分校となっている。ちなみに両校ともに既に廃校となっており現在の統合先は大栃小学校である。ピーク時の1960(昭和35)年には23名の児童がいた記録が残っている。
廃校から38年経っており、当時の痕跡は何もなく記念碑だけがかつてここにあった学校の存在を知らせてくれる。校区内に20軒を超していた世帯は現在4軒となっている。中平には製材工場もあったらしいが、今は老人が数名暮らすだけとなり当然児童生徒は一人もいない。
1965年頃の桑ノ川分校